ワイやで

文体が安定しない

セラミュの思い出

セラミュ大千穐楽からだいぶ日が経ちましたが、ようやく感想をば。5年分の感想を。

 

私にとってのセラミュ初体験はネルケ版新生セラミュ。La Reconquistaの初日を観に行きました。一人で東京に行くなんてことも当時はまだ慣れていなくて、アイアシアターに2時間も前に着いてしまったのを覚えています。おかげで物販はそれほど並ばずに済みました。セラミュはいままでに観劇した経験もなく、はじめは5戦士のビジュアルをみてもいまいち響かなくて、結局は宝塚のタキシード仮面を見てみたいという好奇心でチケットを取りました。なので、何も期待してなかったんですね。で、いよいよ開演、緞帳が上がる直前、舞台袖からひょっこり出てきた月野うさぎの第一声を聞いた時、衝撃が走るとはまさにこのこと。月野うさぎは実在するんだ、という感動がじわじわと身体に染み渡っていくようで。その時彼女が何を言ったかはもう覚えてないんだけど、そこから期待値がグンと上がったように思います。そこからはずっと興奮しっぱなし。だってみんな本物だから。声や脚の細さまで本物に近くて。歌やダンスが荒削りなところとか、聴きづらいところももちろんあったけど、それ以上に得るものがあったレコンキスタ。ストーリーには泣かされずとも、セーラー5戦士が現実に存在して、目の前で動いているという感動だけで私の涙腺は緩みまくり、涙があふれるのを必死に我慢していました。初日のことで本当に予定外だったとは思うのですが、カーテンコールが2回ありましたね。うさぎちゃんたちをもう一回見たいという気持ちで拍手を送りました。

 

セラミュはアンサンブルや適役の方も愛を持って舞台を作り上げてくださっていて、カーテンコールやパンフレットのコメントを見ていてもセーラームーンに関われることの喜びみたいなものが伝わってきて、見ているこっちまで嬉しくなります。どの人にとってもセーラームーンという作品は特別なんだなあと。出ているキャスト一人ひとりにメッセージを伝えたい、感想をおくりたい、という旨をTwitterに投稿したところエスメロード様にふぁぼられたり、ミメットにフォロー頂いたりしたこともありました。とても愛ある作品で、キャスト同士が仲がいいのがとても微笑ましかったです。Petite Étrangèreではマーキュリーのキャスト変更があり、大千秋楽での百代マーキュリーのコメントでまた号泣、キャスト同士の絆が強くて、その姿がまたうさぎちゃんたちに重なって私大号泣みたいなこともありました。この公演では恒例のムーンライト伝説セーラー戦士たちが客席に降りてきてくれ、通路側に座っていた私は聡美ムーンとハイタッチできたのでした。奏音マーズも近くに来てくれて、その美しさと脚の細さにただひたすら涙を流すしかありませんでした。とくに、このプチテトランジェールはストーリーに泣かされたように思います。ちびうさとプルートに泣かされ、ボロボロになった私はその場でDVDを予約して帰ったのでした。

 

Un Nouveau Voyageでは、うさぎちゃんたちとともに成長してきてこれからだという時期にセーラー5戦士が卒業すると聞き、あまりのショックで大千秋楽のチケットを死ぬ気で取った思い出があります。5次くらいで取れたと思ったら最上階の最後列でした。豆粒くらいにしか見えないし卒業式は涙で余計に見えないし。5戦士の卒業式といえば、さーとんが泣かなかったのが印象深かったです。最後までずっと笑顔で、その笑顔にさーとんの成長を感じられて、私も会場もグスグスいいながら5戦士を見送りました。あまりに泣いてしまい免疫力が落ちたのか、次の日熱が出て寝込んだのもいい思い出です。確か大阪初日も参戦したのですが、そのときにセーラー5戦士によるお見送り企画があり、セーラー戦士たちが近づいてくるにつれて過去のいろいろなことが思い出されて、ついに卒業してしまうのかと思うと涙が溢れてしまい、年下のセーラー戦士たちに「泣かないで~」と慰められながら見送られるという情けない思い出もあります。しかもこのときは前から2列目という神席で、ずっとキャストの脚ばかり眺めていたような気がします聡美ムーンとちびうさの脚の細さがそんなに変わらなかったのが衝撃でした。ウラヌスとネプチューンもアニメからそのまま出てきたかのような完成度で、生きててよかったと心から思いました。ユウちゃんのジュピターは本当にジュピターそのもので、平光さんの満場一致でこの子がジュピターだという発言に全力で同意しましたし、その言葉を聞いて泣いてしまうユウちゃんを見てもちろん私も泣きました。あの場には嬉しい気持ちが溢れていて、とてもあたたかい涙でした。ユウちゃんだけじゃなく、この5人がうさぎちゃんたちと同じくらい大好きで、永遠に続いてほしいと願いました。

 

Amour Eternalは本当に申し訳ないけど、正直あまり記憶がありません。前の5戦士が卒業してすぐに新作発表があったこともあり、受け入れられなかったんですね。まだ心の整理がつかないうちにそんな発表があって、観に行くのも迷いました。でも観てもないのに文句を言うのは筋違いだと思ったので観劇するだけしましたが、やっぱり前の5人が私にとって特別で、殿堂入りしてしまっているので、観たけれどあまり印象に残っていないというのが正直な感想です。変更したキャストが悪いとかそういうことは全くないのですが、どこか寂しさを拭いきれず不完全燃焼といった感じでした。思い出としては、客席中央にウラネプのような人たちがたくさんいて感心してたんですがヅカの招待でした。ファンクラブ先行とは一体という感じでしたが美しいものを見れたので良かったです。

 

そしてLe Mouvement Final大千秋楽。感想は前に書いた通りです。カーテンコール、アンサンブルも含めキャスト全員のコメントがあり、やっぱりさーとんの挨拶で号泣。涙が出てきた瞬間というのは、さーとんが挨拶するとき客席から「さとみー!」って声がたくさん聞こえてきたときです。そうだよね、やっぱり惜しいよね、聡美ムーンでセラミュの最後を締めくくりたかった気持ちもあるよね、少しの悔しさとかもそこにあってそう考えていたのが私だけじゃなかったと客席の声によって気付かされ、そして泣きました。さーとんがいつも言うように、セラミュは一生モノだと言ってくれるのが嬉しくて、また涙が止まりませんでした。さらにさーとんのあとにコメントしたのがちびちびムーン役の二人で、二人ともずっと気を張っていたのが最後に緩んで泣きながらのコメント。こちらにはオバちゃんもらい泣きよく頑張りました。最後のムーンライト伝説セーラー戦士たちがみんな客席に出てきてくれ、後方座席の後ろの方まで来てくれて、私が座っていたところにはみかこプルートが来てくれました。ほんと手が届く距離まで来てくれて、綺麗すぎてこの世のものと思えなかった。すごい美人なのにあんな壊れた芝居もできるしカテコでギャン泣きしながら挨拶する相変わらずのみかこプルート、大好きです。さらに座っていたところの近くにはさきちゃんも来てくれて、決めポーズしてくれたんだけどこれがめちゃくちゃかわいい。その場でちょっとした悲鳴もあがって笑 おそらくDVDには収録されていないので惜しい。スリーライツといえば、星野くん。前の記事でも書いたけど惚れるわあんなん。もうめいくちゃん追っかけたいとてもスキ存在が2次元て感じチャーミングでかわいくてカッコよくてキュートで、歌も上手だし惚れない要素ないでしょ。それから梨緒奈さま。今回もカッコいい。梨緒奈さまのルベウスを見たときにあまりのかっこよさに適役ながら応援していました。上演終わってすぐにTwitterをフォローして笑 それからセラミュにはホークスアイ役でも出演して、今作でついにセーラー戦士今作のキャスト発表があったとき嬉しくて飛び上がりました。ダンスもやっぱりキレキレでカッコよかったし、セラミュ最終章に梨緒奈さまが出てくれて本当に良かった。セーラー戦士全員での愛のStarshineは壮観でした。セーラー戦士が増えるにつれ音圧も増して美しく響く。受け継がれていく振付もセーラームーンの世界観と重なって、心に込み上げてくるものがあって。本当に名曲。佐橋先生ありがとうございます🙏

 

私のセラミュの思い出はだいぶ聡美ムーンに偏ってますが、本当に聡美ムーンに会えてよかった。セラミュのおかげでセーラームーンがもっと好きになりました。5年間ありがとう。